
1梅雨時期の管理
梅雨入りも間近になり、果菜類は、気温の上昇とともに生育が盛んになり収穫も始まり、
株や根の負担が大きくなってきます。
梅雨時期は曇雨天が続き、日照不足により花落果(花)が多くなります。また、長雨で
畑の排水が悪いと根が湿害により弱り、梅雨明け後には、株の凋れや枯死する原因に
なりますので、次の管理を行いましょう。
(1)畑の排水対策
うね溝に水が滞水しないように、うね溝を深くし、畑の外に排水するようにしましょう。
滞水すると梅雨の晴れ間の日照で温度が上がり根痛みをおこし青枯れ病などが発生しやすくなります。
(2)着果促進対策
曇雨天が続くと、落花しやすくなり、また、着果した果実も落ちやすくなります。着果を助けるために、
梅雨の合間を見て、人工交配や着果促進のためのホルモン剤処理を行いましょう。
・・・スイカやカボチャの人工交配や、トマトやナスのホルモン剤処理については、各項目を参照のこと。
(3)病害防除対策
曇雨天が続くと根が傷み、茎葉が徒長し軟弱な生育となり、病害が発生しやすくなります。
梅雨の晴れ間をみて、病害の予防散布を行いましょう。
| 野菜類に登録のある殺菌剤 |
| Zボルドー水和剤 |
500倍 |
| ジーファイン水和剤 |
1000倍 |
| コサイドホルドー水和剤 |
1000倍 |
| ボトキラー水和剤 |
1000倍 |
| 野菜類に登録のある殺虫剤 |
| エスマルクD |
1000〜2000倍 |
| ゼンターリ顆粒水和剤 |
1000〜2000倍 |
| デルフィン顆粒水和剤 |
1000倍 |
| トアロー水和剤 |
1000〜2000倍 |
| バシレックス水和剤 |
1000〜2000倍 |
| 粘着くん液剤 |
100倍 |
※農薬を散布する前には、必ず使用方法を再確認して正しく使用し、散布記録を記帳しましょう。
※効果的な病害虫防除を行うには、農薬を薄い濃度で、薬液をたっぷり散布しましょう。
病害防除は、降雨等で土の跳ね上がりにより葉に土が不着している場合は洗い流すように散布しましょう。
(4) 樹勢回復対策
長雨で根の活力が弱っていますので、葉面散布剤や液肥などを葉面散布して樹勢の回復をはかりましょう。
また、曇雨天の土壌が過湿となり、根は畝表面近くに多く張ってきますので、梅雨明け後の高温乾燥から根を守るために、敷きワラ等を行いましょう。
※尻ぐされ病防止対策
トマト・ピーマン・ナスなどは、乾燥が続くと石灰の吸収が妨げられ石灰欠乏により尻ぐされ病が発生
しやすくなります。潅水を十分に行いましょう。
また、予防的にカルシウム剤(ヤワラなど)による葉面散布を1週間程度の間隔で定期的に散布しましょう。